ローカルブランド
- 私たちの想いと
生産者との繋がり -
商業を通じて地域社会に貢献するため、
共に歩むパートナーとして
私たち小売業は、お客様に良いものを少しでも安く提供し喜んでいただくことを幸せに感じ長いこと事業を行なって来ました。その気持ちは今もこれからも変わらず、そのためにはどうすれば良いかと考え続けてまいりました。
ひとつの答えが、地域の生産者の皆様と一緒に取り組むということ。
地域で真面目に実直に、時には大胆に先進的に価値のあるものを生み出している生産者の商品をお客様にお届けして喜んでいただくこと。私たちは、これも地域社会への貢献の一つだと考えています。
私たちにとって生産者の皆様は、地域社会への貢献に一緒に取り組むための大切なパートナーです。
「ローカルブランド協力会」が生み出す四方よし
取り引きのあった生産者と協力して「ローカルブランド協力会」を立ち上げたのは平成22年です。当時、92名であった会員数は、839名(令和2年2月現在)と約9倍強にまで増加しています。法人だけでなく、個人農家の方から地域の加工グループまで、様々な規模、形態の生産者に参加いただいています。
「ローカルブランド協力会」は、ただ単にキヌヤと生産者の関係をつくるものではなく、販売の現場でお客様の声を把握しているキヌヤが生産者の商品開発に協力することでマーケットイン(買い手視点、需要から考え始める)のものづくりが可能になったり、会員同士の連携で新しい発想の商品が生まれたりと新しい価値づくりのための人と人、人と情報をつなげるためのプラットフォームです。
ここから生まれるモノや人が地域を豊かにし、それが持続可能な地域社会への一歩となると私たちは考えています。
「ローカルブランド協力会」は、お客様よし、生産者よし、世間よしに加え「未来よし」と四方よしの取り組みなのです。
地域経済の循環
当初から掲げている目標と基準は、取り扱い全品目の中でローカルブランドの取り扱い比率を20%にすることと原価ベースで生産者へ25億円を還元することです。
当初、8.3%だった取り扱い比率は、この10年で18.3%にまで高めることに成功し、還元額の目標はすでに達成することが出来ました。これまでにローカルブランドとして取り扱って来たアイテム数は述べ7,000を超えるのではないでしょうか。
ここまで充実することが出来たのは、ご協力いただいた様々な関係者のお陰だと考えています。ありがとうございます。
しかし、ローカルブランドの理念は、まだまだ理解を促進し取り組みを拡大することが可能だと考えていますので、今以上に地域社会へ貢献できるように取り組みを進めたいと思います。
※ ローカルブランドリーダー 戸津川健